循環経済新聞(8月2日発行)2021.08.06

8月2日発行の循環経済新聞に「e compost(イーコンポスト)」の記事を掲載して頂きました。

<以下 記事全文>

「良質堆肥と農家の架け橋に」

マッチングサイト開設 

中部エコテック(名古屋市、竹内和敏社長、TEL052‐614‐6333)は、製造・販売している堆肥化装置「コンポシリーズ」のユーザーと、良質な堆肥を探す耕種農家とをマッチングするサイト「e compost(イーコンポスト)」を開設した。掲載料は無料で、現在コンポを使用している養豚・養鶏農家約30件が登録。今後さらにコンポユーザーの登録者を増やすとともに、耕種農家へのPRにも力を入れていく考えだ。

同社は1976年、配合飼料の総合メーカー「中部飼料」の環境改善部を前身として発足した。70年以上にわたり、畜産農家や有機物処理業を営む顧客のニーズを捉えた事業を展開。94年に中部エコテックとして創立し、発酵技術を生かした発酵処理機「コンポ」の販売を通じて、堆肥化事業をサポートしている。これまでの累計納入数は、全国で約3200台に上る。

イーコンポストは、コンポユーザーの悩みから生まれた。「コンポを使用して良質な堆肥はたくさんできるが、農家への普及が思うように進まない」といった声が寄せられていたという。そこで、ユーザーと耕種農家双方の情報の架け橋になれればという考えから、昨年10月に開設した。ユーザーには会社の機関誌を通じて周知。民間企業の農業サイトに紹介記事を掲載してもらうなど、耕種農家へのPRも進めている。

サイトに進むと、はじめに希望の都道府県を選択する。コンポユーザーの種類(豚・鶏・食品残さ・汚泥など)も選択して検索すると登録案件が表示される。事業者ごとの堆肥の成分や形状、料金などを確認できる。購入希望の場合はサイト上から問い合わせが可能だ。現在、東海圏や北陸、九州、北関東エリアのコンポユーザーが登録されている。

同社の名古屋事業所販売課の新井旭洋所長は、「コンポ販売に力を入れるとともに、堆肥の流通という課題解決につなげたい。今年中の登録数100件を目指し、将来的には全都道府県のユーザーに登録してもらえるよう、PRに力を入れていきたい」と話した。

*「e compost」はコチラから確認できます!https://ecompost.chueco.co.jp

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